2008年5月14日水曜日

ヤンゴン情報

---------- Forwarded message ----------
From: Tetsuro Usui
Date: 2008/5/8
Subject: Re: 今村真央より
To: Masao Imamura


今村さん

メールありがとうごじます。ご存知のように先週土曜日に未明に緬国は過去にない台風に強襲されました。私もあんな光景は生まれてこの方見たことがなく、17階のアパートの窓にはちぎられた草や木の葉がたたきつけられるほどでした。市内はまさに暴風と豪雨を伴う巨大な津波が突き抜けた、といった感じでした。ヤンゴン市内では樹齢200年もあろう巨木が軒並み倒木。それも大きな枝がちぎりられ倒されたといった痛々しい光景が広がっています。緑豊かな木々で囲まれた公園はまるで、木々のゴミ捨て場のようになってしまいました。また市内では屋根が吹き飛ばされた家々もありますが、郊外の方が被害が多大だったようです。ヤンゴンでは300人が死亡したとの情報もあります。

被害が甚大だったのがヤンゴンの南西に広がるデルタ地帯で、今日の政府発表で2万人が死亡し4万人が行方不明とのことです。日本の外務省はシンガポールの備蓄庫からテントや毛布などを送ったようです。緬国政府は各国に公式に援助要請を発表していますが、どれだけ受け入れるのかは不明です。あえて恥部をさらしたくないのが本音ですので、実際の援助機関の活動は制限されるのは目に見えているようです。しかし、緊急援助隊が動くのなら早急に対応してもらいたいものですが、ヤンゴンから現地までは車で約5~6時間のところに位置するので、懸案のロジ面での問題があります。ご存知のようにボーガレー、ラプタ、ミャウミャといった地域は運河に面した漁村と農村が広がる地域で、貧しい漁民と農民が粗末な家々に暮らす村々が続いています。明朝に襲った風速(秒速)60mもの強力な台風は人々に避難する余裕を与えずにそのまま強風と大雨の中に人々を飲み込んでいったようです。

市内の問題は当たり前ですが電気、水、食料です。先週の土曜日にはJICAや大使館関係者が多く住むこのアパートも丸1日以上も停電が続き、断水状態でした。電力供給がない現状はディーゼル、ガソリン、ガスなどの燃料代金を高騰させ、実際の市場価格は先週の2倍以上となっています。昨日、レグーのプロジェクトからの市内までの帰途にはスタンドでの燃料供給を待つバスなどの車両は500台を超えています。燃料が逼迫しつつあり、交通機関は混乱に陥りつつあります。電力供給がない状況の中で、製造業は必要となる燃料を必死にかき集めており、それが燃料の高騰と逼迫を引き起こす原因の一つになっています。私が居住するアパートが確保しているディーゼルはあと10日ばかりでそれも1日15時間の計画停電をしたうえでの話です。他の関係者が居住するアパートでも同じ状況にあるため、あと1週間で事態が回復しない場合は生活自体が厳しくなるのかもしれません。また、市内での停電は皆慣れっこですが、長期の断水は今後水系感染症の発症を引き起こすことになることが懸念されています。街中では善意ある市民が発電機で地下水をくみ上げ近所の人々に拭
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あまり先のことを考えないのが緬国人の性格ではありますが、1週間後に現状が回復しない場合は市民の不満が広がる恐れがあるかもしれません。金があっても物が買えなくなる現実は徐々に広がりつつあるように思います。関心のある方と情報を共有していただければと思います。

それでは失礼します。

碓井

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