2008年5月29日木曜日

CO2:飛行機出張で排出、全体の2割--東大

CO2:飛行機出張で排出、全体の2割--東大
 東京大の教職員・学生が出張に航空機を利用することで排出する二酸化炭素(CO2)は、東大の総排出量の2割近くに相当することが、花木啓
祐教授(都市工学)らの分析で分かった。国際会議の開催地の多くは欧米で、日本からの移動は距離がかさむためという。花木教授は「軽視でき
ない量だ。他大学の排出源と比較し、対策を具体化したい」と話している。
 東大のキャンパス全体が排出するCO2は05年度が13万3000トン、06年度は12万8000トン。うち約7割を占める本郷キャンパス(東京都文
京区)は、工場などを除く業務部門の事業所では東京都で最大の排出源になっている。エネルギー消費の多い病院や研究施設が建ち並ぶから
だ。このため東大は、省エネ促進などで12年度の全キャンパスからの排出を06年度比で15%削減する目標を掲げている。また、30年までに半
減するための戦略も練る。
 花木教授と大学院工学系研究科2年の入谷和範さんは、05年度の教職員らの出張明細をもとに分析した。出張件数は延べ7万3774件で、う
ち1万9476件が航空機を使っていた。移動距離などから試算すると、総排出量は約2万3000トンにのぼった。
 目的地別に排出量をみると、北米が9266トン(3318件)で最も多く、欧州が7032トン(2809件)、国内出張は1775トン(8722件)だった。
【田中泰義】
毎日新聞 2008年5月26日 東京朝刊

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