2008年6月26日木曜日

『技術戦略マップ2008』の策定について

『技術戦略マップ2008』の策定について
~ 我が国研究開発投資の戦略的企画・実施のナビゲーター ~
経済産業省は、産学官の専門家の英知を結集し、NEDO等の協力の下、『技術
戦略マップ2008』をとりまとめました。改訂版では、既存技術のアップデー
トを行うとともに、技術分野を29分野に拡充しました。技術戦略マップは、新
産業を創造していくために必要な技術目標や製品・サービス・コンテンツの需要
を創造するための方策を示したものです。当省の研究開発マネジメントに活用す
るとともに、幅広く産学官に提供し、ビジョンや技術的課題の共有、異分野・異
業種の連携、技術の融合の促進に寄与するものと考えております。
1.技術戦略マップは、新産業の創造やリーディングインダストリーの国際競争力を
強化していくために必要な重要技術を絞り込むとともに、それらの技術目標を示し、
かつ研究開発以外の関連施策等を一体として進めるプランを総合的な技術戦略と
してとりまとめたものです。いわば、産学官の研究開発投資の戦略的実施のナビゲ
ーターともいうべき俯瞰的ロードマップです。
2.平成17年3月に「技術戦略マップ2005」を策定・公開し、平成18年4月
の「技術戦略マップ2006」、平成19年4月の「技術戦略マップ2007」に
引き続き、今般、「技術戦略マップ2008」をとりまとめました。策定にあたっ
ては、NEDO等に設置したタスクフォースに第一線の若手研究者、ユーザー・メ
ーカー企業の研究者や現場の方々などに参画いただきました。今般の改定に至るま
で、総勢742人の産学官の専門家の英知が結集されています。また、産業構造審
議会産業技術分科会研究開発小委員会(委員長:西尾茂文東京大学副学長)におい
て、全体的な策定方針や「技術戦略マップ」を活用した官民の研究開発推進方策等
について審議を行いました。
3.「技術戦略マップ2008」では、最新の技術動向や市場動向、研究開発成果を
もとに、全ての技術分野についての見直しや拡充を行うとともに、新たに、持続可
能なものづくり分野、サービス工学分野、コンテンツ分野などの追加を行い、合計
29分野で策定しました。また、今回新たに関連情報として、特許出願技術動向、
論文数、市場シェア等のデータをもとに、国際競争力を分析した「国際競争ポジシ
ョン」を付加しました。
4.今後も引き続き、当省の研究開発プロジェクトの企画・立案、予算要求、プロジ
ェクト運営や技術評価活動等の政策インフラとして、「技術戦略マップ」という研
究開発マネジメント・ツールを活用していきます。
5.また、「技術戦略マップ」は産学官それぞれの研究開発の企画・実施に携わる方々
とのコミュニケーション・ツールとしても活用されています。本マップは、産業技
術に関する膨大な技術情報を体系的かつ戦略的にとりまとめたものであり、産業界
及び関係学協会等で新たな研究や技術開発テーマの発掘、他分野に跨る共同研究等
の連携活動の検討材料、知的財産の維持管理にも有益な情報となります。本マップ
を幅広く産業界のみならず、中堅・中小企業や学協会等にも積極的に提供させてい
ただくことで議論を深め、新たな産学官連携活動を加速していきます。
6.なお、「技術戦略マップ2008」は、本日4月18日より経済産業省のホーム
ページに掲載し、広く外部からのアクセスを可能にします。その後、印刷物につい
ては、6月上旬を目処に産業技術環境局研究開発課(別館611号室)において配
布を行う予定です。

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