<中国>ミャンマーのパイプライン経営権を取得
2008年12月26日、毎日新聞
ミャンマーを経由して中国の雲南省昆明に石油・天然ガスを運ぶパイプライン計画について、ミャンマー軍事政権が中国に経営権を付与した事が2008年12月26日明らかになった。ミャンマーが資源産業の経営権を外国に与えるのは初めて。軍事政権の「後ろ盾」となってきた中国は資源の見返りを手に入れた形になった。
計画は、中国が中東などからタンカーで輸送してきた石油と、ミャンマー沖で産出される天然ガスを2本のパイプラインで中国に輸送する。ミャンマー西部チャウピューから中部マンダレーなどを通り、昆明を結ぶ。パイプラインを設置・運営する企業の詳細はこれまで明らかでなかったが、中国商務省によると、中国石油天然ガス集団(CNPC)が過半数の50・9%、ミャンマー国営石油ガス企業(MOGE)が残る49・1%を出資する事で合意。中国側が事実上、経営権を握る事になった。
エネルギーの需要急増が見込まれる中国にとって、安全上の懸念があるマラッカ海峡を迂回するミャンマー経由のパイプライン建設は長年の「悲願」(中国紙)だった。近く着工し、2013年の稼働を目指す。
天然ガスはパイプラインの起点に近いミャンマー沖のベンガル湾で韓国・大宇グループなどが開発するシュエ・ガス田から供給する計画で、大宇グループと中国のCNPCなどが24日、30年間の売買契約に調印した。中国は2007年1月、シュエ・ガス田の主要17鉱区のうち、CNPCが3鉱区計1万㎡の探査権をミャンマー側から譲り受けていた。この譲渡契約が結ばれる直前には、国連安全保障理事会でミャンマー民主化要求決議案が提出され、安保理常任理事国の中国が拒否権を行使したことから、事実上の見返りと見られていた。
2008年12月30日火曜日
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